
拡大床 [かくだいしょう] は、歯列の横幅(歯列弓)を横に広げたり、数歯の移動を目的とした装置です。 装置の中央には、「拡大ネジ」とよばれるネジがあります。このネジの幅を徐々に拡げ、力を加えることで、歯の土台となる歯槽骨を側方に押し広げる構造です。
拡大床には主に、レジン(プラスチック)のプレート、金属製の太いワイヤー、歯列弓を押し広げる力を調節するネジの3つから構成されている「プレートタイプ」と、レジンのプレートがない「スケルトンタイプ」の種類があります。
適用対象は、主に乳歯列期や混合歯列期初期のお子様の第1期治療に使用されます。 症状によって、拡大床の治療のみで咬み合わせが改善する場合もありますが、通常は、乳歯列期や乳歯と永久歯が混ざった混合歯列期に拡大床で歯列の幅を広げた後、全ての歯が永久歯に生えそろうのを待ってから、第二期治療として、ワイヤーとブラケットを使ったワイヤー矯正を行って、全体の歯並びやかみ合わせを治療することが多いです。



▲ 上あごの歯列の幅を、 拡大装置で広げ、永久歯が生えるスペースができました。



▲ 拡大ネジの幅を毎週すこしづつ広げて、歯列を押し広げる力を増やします



▲下あごの歯列弓を広げる装置です。拡大ネジは前歯の裏側にあります。