矯正治療

リテーナー

矯正治療は、歯並びや噛み合わせが整ったら、矯正装置を外します。矯正装置を外して間もない時期は、元の歯並びに戻ろうとする力が働きます。これを後戻りと呼びます。それを防ぐためにすぐにリテーナーを付けて、整えた歯並びや噛み合わせを維持します。リテーナーには、自分自身で取り外しできるタイプと、歯に固定するタイプがあります。ここでは、リテーナーの種類とリテーナー装着時の注意点についてご紹介します。

リテーナーの装着期間

リテーナーには、取り外しのできるタイプ(可撤式リテーナー)と、取り外しができないタイプ(固定式リテーナー)があります。
矯正治療を終えてから1年間は、歯が非常に後戻りしやすい状態なので、取り外しができるリテーナーでも、1年間は歯を磨くとき以外は、お口に装着しなければなりません。

リテーナーをはじめて1年くらいから、徐々に歯の位置が落ち着いてくるので、定期的な観察をしながら、徐々に、リテーナーを外す時間を増やしていきます。
最初は食事の時間だけ、次に3時間、次に6時間、そして夜就寝時のみ、というように、外す時間を延ばしていきます。

リテーナーが必要な期間は、矯正装置をつけた動的期間と同じくらい、2年~3年ほどといわれています(個人差があります)。
なお、リテーナーを外したあとでも、後戻りするケースがあるので、美しい歯並びを生涯保つために、リテーナーをより長期間装着する場合もあります。


リテーナー

可撤式

ベッグタイプリテーナー(可撤式)

◆ベッグタイプリテーナー

一般的に多く使われている取り外しができるリテーナー。ワイヤーが表側の歯並び全体を包み、裏側からは、透明なプラスチックのプレートが歯列を抑えます。

ベッグタイプリテーナー(可撤式)

◆ホーレータイプリテーナー

ベックタイプリテーナーと同様、歯の表側をワイヤーで抑え、裏側をプラスチックのプレートで抑える取り外し可能なリテーナーです。 後戻りのしやすい前歯のみを表側からワイヤーで抑えています。

Q.C.Mリテーナー

◆Q.C.Mリテーナー

ベックタイプリテーナーと同タイプのリテーナーですが、こちらは前歯の部分が白い素材で出来ているため、目立ちにくいという特徴がございます。

ベッグタイプリテーナー(可撤式)

◆クリアリテーナー

リテーナーの中には、取り外しのできるマウスピースタイプのものがあります。
「ソフトリテーナ」、「インビジブルリテーナー」などともいわれています。
アクリル樹脂でできており、透明で目立ちにくいのが特徴です。

スリムリテーナー

◆スリムリテーナー

最小限のレジンと補強の為のワイヤーで構成され、 患者さんの異物感、発音の障害が最小限になるように設計、 考案されたリテーナーです。症例により様々なタイプの物が考案されています。

スプリングリテーナー(下顎用)

◆スプリングリテーナー(下顎用)

前歯をレジンで覆い、犬歯、または第一小臼歯まで延長したワイヤーのクラスプで歯列を保定します。違和感が少ないのでこのように保定装置としても利用されますが、復元力があるため、保定だけではなく軽度の後戻り症例の治療にも利用されます。

固定式

ベッグタイプリテーナー(可撤式)

◆フィックスタイプ

取り外しのできないリテーナー。フィックスタイプは歯の裏側に、ワイヤーを接着して固定して後戻りを防ぎます。取り外し式のリテーナーよりも、装置が小さく目立ちにくいのが特徴です。
取り外しができないため歯磨きがしにくいが、保定に優れています。